2009-01-01から1年間の記事一覧

図書館法第2条

(定義) 第二条 この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設で、地方公共団体、日本赤十字社又は一般社団法人若…

図書館法第1条

(この法律の目的) 第一条 この法律は、社会教育法 (昭和二十四年法律第二百七号)の精神に基き、図書館の設置及び運営に関して必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。 第1条から第9条までが…

図書館法の解説始めます

さて、日本の公共図書館のあり方を規定しているのは、図書館法です。短い法律で、ややこしい法文もないエレガントな法律です。最も基本的なこととも言えますので、これから、図書館法の解説をしていきます。 まず、図書館法の位置づけですが、教育基本法とい…

無文字社会の図書館とは(その2):音楽の重要性

無文字社会の図書館を語る上で、音楽は抜きにできません。たくさんの文章を皆さん覚えられますか? 俳優の才能がある人は別として、難しいでしょう。 ところが、歌なら覚えているものがいくつもあるはずです。歌で覚えている歌詞を音楽なしで棒読みして覚え…

無文字社会の図書館とは?

図書館学の5法則の説明の中で、無文字社会や赤ちゃんのように字が読めない人は図書館サービスの対象となるのかという話をしました。 まず、無文字社会の問題を考えましょう。 唐突ですが、無文字社会には図書館は存在しないのでしょうか? これは、深い意味…

図書館学の5法則のまとめ

図書館学の5法則とは、図書館学における、公理・公準のようなものです。 つまり、これらは自明なもの(証明不要)として出発しないと、先に進めないということです。 5法則のとおりでない可能性もあるかもしれません。しかし、それを認めてしまうと図書館は…

図書館は進化する

さて、図書館はある種の生命体だとすると、進化するかもしれないということです。実際、古代の図書館は粘土板を扱っていて、何でもえらくかさばるものばかりだったわけですが、それが巻物になり、もっと便利な冊子本になったわけです。電子メディアが入って…

organismって何?

第5法則は、図書館は成長する有機体であると訳されますが、このorganismって何かと思ったら、どうも生物学の用語でちゃんとあるようですね。英語のWikipediaにも載っています。http://en.wikipedia.org/wiki/Organism 組織体とか生命体とか、そういう訳でも…

利用者の時間を節約せよ

ランガナタンの5法則で、4番目の法則はあまりネタにされることがありませんが、非常に重要な側面を持っています。 効率化というのは、とどのつまり、単位時間内にどれだけのことができるかということです。 仕事の効率化というと、サービスを提供する側の効…

本と人とを結びつける

司書の仕事を端的に「本と人とを結びつける」仕事と表現する人がいます。今風に言うと、「マッチング・ビジネス」ですね。 2番目と3番目の法則は一対になっています。どの人にも、その人にふさわしい本はあるし、どの本にも、それにふさわしい読者が存在する…

本は利用するためにある

ランガナタンの5法則の一番目は、本は利用するため(使うため)にある、ということです。読むためと言ってもいいわけですが、本には、辞書のような「調べるための本」もあるし、写真集のように「見る」ための本もあります。だから、利用するためということに…

図書館学の5法則から始めます

「図書館学の5法則」とは、インドの数学者であり図書館学者でもあるS.R.ランガナタンが提唱したものです。 原文で掲げます。 ちょっと変な英語なのは、インド訛りとも言われますが、ある種、数学的な表現のようにも思えます。アイザック・アシモフの「われは…

「図書館サービスを学ぶ」とはどういうことか?

「図書館学を学ぶ」とか、「図書館情報学を学ぶ」としなかったのは、学問の中の堂々巡りをしないためです。 このサイトでは、実際の図書館サービスをどう構築、展開していくかということに主眼を置きます。 図書館「サービス」と書いたのは、図書館という事…